NHKの朝ドラのスカーレットは、主演が戸田恵梨香さんが
演じる滋賀・信楽焼きの陶芸家の話です。
モデルとなったのが、神山清子さんです。
物語は、戦後まもなく焼き物の里・信楽しがらきに
やってきて、暮らしは貧しくとも、
女性陶芸家を目指していく物語です。
朝ドラスカーレットでは、半生を描イています。
現在もお元気の神山清子さんですが、
陶芸家としても素晴らしい作品がありますが、
それだけではありませんでした。
スカーレット(朝ドラ)のモデルの現在
亡くなっても作品がある事で慰められてる事に共感するー。#朝ドラ
親子展:陶芸家・神山清子さん「亡き息子はライバル」 釉薬の有無、対照的な作風 草津 /滋賀 – 毎日新聞 https://t.co/wLSmkrR0Hk— 大信陶器ーDaishin― (@DaishinTanuki) 2019年8月28日
出典:ツイッターより
スカーレットのモデルとなったのは、
神山清子(こうやまきよこ)さん。
陶芸家としての顔のほか、
骨髄バンク運動を全国に広げていきました。
★神山清子(こうやまきよこ)さんのプロフィール★
1936年生まれ
出身地:長崎県佐世保市
和洋裁学校卒業
1963年から本格的な作陶活動
1966年の滋賀県展、数々の展覧会に入選。
1975年、「信楽自然釉」を発表
11歳のときに、陶芸の里である信楽に来ました。
絵を描くのが好きで、美術系の大学に行きたかったのですが
父親の反対にあい、和洋裁学校を卒業後
陶器の絵付助手として働きます。
結婚して、2人の子供を授かります。
長男の賢一さんは、幼い頃から
母親の姿を見続け、母と同じ陶芸の道に進みました。
ところが、29歳のときに慢性骨髄性白血病の
病に倒れてしまいました。
母である神山清子さんは、
ドナー(骨髄提供者)探しに奔走しました。
賢一さんは、2年後に病状が悪化し
帰らぬ人となりました。
ドナーを探すことを通して、
移植を待つ患者の多いことを知り、
息子さんを亡くしたあとも、
骨髄バンク運動を全国に広げる活動をしています。
朝ドラスカーレットによって、
骨髄バンクの運動の普及にもなるといいですね。
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神山清子さんの作品
『スカーレット』のモデル、神山清子さんと息子さんの親子展を拝見しに参りました。 pic.twitter.com/fqJrTtxQ0Q
— もえりか@ IRF2019⚡2DAYS☀️✨ (@petiturbo) 2019年8月22日
神山清子さんは、27歳で自宅を工房にして独立します。
独自の焼成方法で「信楽自然釉」作品を
生み出しました。
信楽の土を用い、釉薬(ゆうやく)は一滴もかけず、
窯焚(た)きはまきを使って、2週間以上かけて
焼き上げます。
釉薬(ゆうやく)を使わないのに、不思議と、
緑や白や赤、黄色の色がでてきて
力強い作品になりました。
これが、神山清子さんのオリジナル
「寸越窯(ずんごえがま)」です。
息子さんの作品があることが、
心の支えになり、
いつまでもライバルだと思えるのも
素晴らしいことですね。
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